お知らせ


  1. お知らせ・BLOG
  2. お知らせ
  3. 仕事と介護の両立支援の必要性

仕事と介護の両立支援の必要性

はじめまして
一般社団法人リョウリツ代表理事 前田れいこです

はじめましての方のために自己紹介をさせていただきます


昭和47年生まれ 現在52歳
25歳で結婚2児を出産後専業主婦
32歳の時にヘルパーの仕事を始める
その後特別養護老人ホームで6年勤務
デイサービスセンターを経て
40歳の時にケアマネジャーの資格を取得
43歳の時にケアマネジャーとして独立開業
47歳の時に岡崎市議会議員初当選
現在は介護職議員として現場の声を行政へ届ける活動をしています


32歳の時ダブルケアを経験する

私の母は私が32歳の時に59歳で亡くなりました
糖尿病性神経障害により足の傷から細菌が入り
脳梗塞、敗血症、心臓弁置換手術、人工呼吸器
たった4ヶ月の間にこれらのことが起こり
結果的に入院中喉に痰を詰まらせた窒息のため亡くなります


当時私は介護の仕事を始めたばかりで
パートではありましたが仕事をしながら
母の介護(病院付き添い)をしていました
二人の子供は2歳と4歳
夫はサラリーマンで働き盛り
平日は長女が幼稚園の間に病院へ行くか
幼稚園が終わった後子供二人を連れて病院
休日は朝から夫を残して病院へ行きました


自宅の岡崎市から病院がある名古屋市まで
電車でも車での片道1時間半
名古屋に住む弟夫婦と交代で1日おきの病院通い


当時のことを思い出すと毎日疲れていたな
毎日眠かったな
何をやっても心から楽しくなかったなという感じでした


母の当時の病状は突然の寝たきり状態で
言葉も話せない状態
人工呼吸器が入る前はまだ話せましたが
口から出る言葉は
「死にたい」「何か食べたい」「どうしてこうなった」
そんな母のことがあるので
例えば自宅でテレビを見て笑ったり
美味しいご飯を食べたりすると


「私ばかりこんな思いをしていてお母さんごめん」
そんな罪悪感を感じながらの日々でした
いつもどこか上の空でしたね
当時のことを思い出すと・・・



母の介護は脳梗塞で突然始まり
痰を喉に詰まらせ突然終わりました
たった4ヶ月の私の介護でしたが
母の介護を通じて大きな学びを得ましたし
母の死を通じて大きな宿題をもらいました

介護は仕事のパフォーマンス低下につながる

親の介護と子育て、そして仕事との両立
当時の私は誰にもどこにも相談できず
真っ暗なトンネルに一人取り残された存在でした



夫は決して悪い人ではない
でも親の介護を抱える娘の本当の気持ちを
吐き出せる存在ではなかった



2000年介護保険制度が始まり25年が経つ
介護保険の利用者を支える制度は整ってきた
しかし 家族をサポートする仕組みは皆無の日本
介護をしながら仕事をする人は360万人越え
正規職員以外のパートを含めると更にその人数が増えます
介護のために仕事を辞める人 毎年年間10万人
介護による経済損失年間9兆円



更に2025年4月から改正育児介護休業法改正施行により
企業に課される介護支援体制が義務化されます
・介護に直面した従業員に対する両立支援体制案内
・介護が始まる前の早期から介護に備える体制づくり
・従業員の介護相談窓口設置



20年前に母の介護で苦しんだ経験
20年間介護現場で培った経験と知識
全国で産業ケアマネ資格者を創出し
介護離職防止のための支援体制づくりを整えたい



そんな思いで一般社団法人リョウリツの代表理事として
仕事と介護の両立支援のお手伝いを始めました

リョウリツができること

ホームページ
https://ryouritsu.com/


<サービス内容>
🔸仕事と介護の両立支援コンサルティング
 ・オンライン・対面での個別相談窓口
 ・企業の実情に合わせた制度構築・運用支援
 ・定期情報配信(LINE公式アカウント・社内啓発ツール)
  
🔸企業、地域、介護事業所、官公庁向けセミナー・研修企画
 ・仕事とと介護の両立セミナー
 ・管理職、従業員向け介護リテラシー向上研修
 ・地域住民、介護従事者向け研修 等

🔸介護・仕事の悩みを気軽に話せる「茶話会」
 ・同じ立場の仲間との情報交換・交流
 ・ミニセミナー&多世代介護の交流会
 ・地域の居場所づくりネットワーク 等

🔸仕事と介護の両立アンケート
 ・従業員の実態や不安を把握し課題の見える化
 ・結果の分析と改善策提案、導入後のフォローアップ


【介護離職防止のために】

一般社団法人リョウリツは、愛知県を拠点に、仕事と介護の両立を叶える職場づくりをサポートしています。
 育児・介護休業法の改正により、令和7年4月から 介護離職防止のための措置が企業に義務化され、従業員が安心して働き続けられる環境づくりが求められています。


【産業ケアマネとは】
 
 一般社団法人リョウリツでは、介護の専門家である産業ケアマネ(ケアマネジャー有資格者)が在籍し、法改正に即したコンサルティングや個別サポートをおこなっています。
仕事と介護の両立を実現することで、離職防止や人材定着につながる職場づくりをお手伝いします。


【仕事と介護の両立支援】

 また、地域活動を通じ、地域住民、企業、行政、医療・福祉業界等幅広いネットワークの構築や協働の橋渡しの役割を担い、誰もがあたりまえに仕事と家庭生活の両立を叶え、いきいきと働き続けられる社会の実現を目指しています。

投稿者プロフィール

前田 麗子
前田 麗子代表理事/産業ケアマネ1級
  • 岡崎市議会議員
  • 株式会社わがんせ 代表取締役
    居宅介護支援事業所運営
    あすなろケアプラン(岡崎市)
    つむぐ支援センター(名古屋市)
  • 一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会
    ケアマネジャーを紡ぐ会 副会長
  • 共著「介護職よ、地方議員を目指せ!」出版
PAGE TOP