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愛知県西三河県民事務所主催 仕事と介護の両立セミナー 開催レポート

2025年7月2日(水) 愛知県西三河県民事務所主催の労働講座にて、
「改正育児・介護休業法から考える仕事と介護の両立支援」セミナーが開催され
一般社団法人リョウリツ 前田麗子代表 と 産業ケアマ 金原洋子 が登壇させていただきました。
会場には32名、オンラインでは135名、合計167名と大変多くの皆さまにご参加いただきました。


場所:豊田商工会議所 2階 多目的ホール(豊田市小坂本町1-25)
   現地& オンライン ハイブリッド開催
主催:愛知県 西三河県民事務所 産業労働課
共催:豊田市、みよし市 豊田商工会議所、
   みよし商工会、藤岡商工会、小原商工会、足助商工会
   下山商工会、旭商工会、稲武商工会、
   一般社団法人リョウリツ


ご参加いただきました皆さま
誠にありがとうございました。

主催の 愛知県西三河県民事務所 産業労働課 天野様、加藤様には、
準備から当日、事後アンケートの集計等 多大なご尽力を賜りました
また、共催、関係者の皆さまにも
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。


セミナー概要

少子高齢化が進む中、働きながら介護を担う「ビジネスケアラー」は全国で約300万人。介護離職は毎年約10万人とも言われ、企業の人材確保と定着において、仕事と介護の両立支援は避けて通れない重要課題です。

当セミナーでは、産業ケアマネの視点から、介護を理由に離職しないための制度活用・支援体制づくりについて、事例とともに解説しました。後半では、ロールプレイによる相談事例を紹介し、参加者の理解を深める内容を心掛けました。


事前質問から見えた企業の課題と関心

事前に寄せられた質問も数多く寄せられ、以下のような声がありました

  • 「制度はあるが使いにくい」「上司が介護の理解に乏しい」
  • 「制度の使い方を知らないまま離職してしまった」
  • 「先が見えない介護にどう備えればいいのか」
  • 「8050問題や複合的な家族問題への対応を知りたい」

これらに対し、産業ケアマネとしての視点から、制度活用の工夫や他社事例、伴走支援の重要性について、主催者とも協議しながら、回答させていただきました。
セミナー後の質問は30分以上に及び、ご参加いただきました企業の皆さまの課題感と感心の高さを感じました。


アンケート結果より

  • 「非常に参考になった」「実務に役立つ内容だった」と回答した方は96%
  • ロールプレイに対する評価も高く、「相談の具体的なイメージが湧いた」との声が多数
  • 今回初めて「産業ケアマネ」という存在を知った方も多く、「企業内でも活用したい」といった前向きなコメントが寄せられました

主な自由意見より:

  • 「具体例のやりとりが印象に残った」
  • 「介護の制度や支援の仕組みを初めて知った」
  • 「制度はあるのに使えないという現実に共感した」
  • 「自社でも産業ケアマネのような存在が必要と感じた」

セミナー後の反響と今後に向けて

セミナー終了後には、個別相談やお問い合わせが複数寄せられ、職場における支援体制づくりへの関心の高さがうかがえました。

参加者からは、

  • 「社内の介護リテラシー向上に役立てたい」
  • 「自社でも研修を実施したい」
  • 「さらに深い内容のセミナーも希望したい」
    といった声が上がっており、継続的な情報提供と支援の必要性が明らかとなりました。

最後に

働きながら介護を担う人を支える仕組みは、制度だけでなく、職場の文化や風土にも関わります。企業・自治体・支援者が連携し、「支え合える職場」を目指すことが、これからの人材戦略のカギとなります。

今後も、産業ケアマネの専門性を活かし、職場づくりに伴走してまいります。

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金原洋子
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